デジタル音楽関連データの国際標準化活動を推進する団体であるDDEXが、最新標準のMEAD(Media Enrichment and Description=直訳:メディア強化および説明)をローンチした。2017年に、アップル、アマゾン、Spotify、Pandora、メジャーレーベル、徴収団体、その他の関心のある企業および専門家との間で行われたブレーンストーミング・セッションに基づいた、レーベルとディストリビューターが音楽とともにデジタル・サービスに提供するメタデータの大幅な拡大となる。

「MEADは、歌詞、レビュー、これまでのチャート・ポジション、フォーカス・トラックの情報などの追加データを、サプライチェーンを通じて伝達し、新しいサービス・オプションおよびマーケティングの機会をサポートします」とDDEXは発表している。

DDEXは日本時間の10月11日(金)午前3時から4時の間に、MEAD自体とMEADが音楽業界にもたらす意味に関して、ウェブ・セミナーを開催する。アイデア自体は確かに優れているが、既存の基本的な音楽メタデータの正確性に関する波乱に富んだ歴史を考えると、MEADの可能性に浮き足立つにはまだ少し早そうだ。