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YouTubeが手動申し立てツールのポリシーを変更

YouTubeが、動画内で使用される音楽に関する、著作権侵害申し立てのプロセスを変更するという。ただし、これらの変更は、YouTubeにおける音楽著作権申し立ての大部分を占めるコンテンツIDシステムを使用した自動申し立てではなく、「手動」による申し立てにのみ適用されるとのこと。

「今後、当社のポリシーでは、著作権所有者が手動申し立てツールを使用して、非常に短い、または意図しない音楽の使用を伴うクリエイターの動画を収益化することを禁止します。収益化のオプションがなければ、著作権所有者の一部は、非常に短い、または意図しない音楽の使用を申し立てしないでおく選択をするかもしれません。また一部は、誰も動画が収益化できないようにすることを選択するかもしれません。ブロックポリシーを適用する人もいるでしょう」とYouTubeは説明している。

YouTubeは9月中旬に新ポリシーの実施を開始する。「これらの変更により、短期的には、より多くのコンテンツがブロックされる結果となるかもしれませんが、長期的に正しいバランスを保つためには、これが重要な一歩であると我々は考えています」とYouTubeは語っている。

フェイスブック「ファン・サブスクリプション」機能に関する契約条件が明らかに

フェイスブックは、特定のクリエイター(ミュージシャンを含む可能性もある)にファンが月額課金することで、オリジナル・コンテンツにアクセスできる「ファン・サブスクリプション」機能の実装準備を進めている。

テクノロジー・メディアのテッククランチが入手した文書で、フェイスブックとクリエイターの間で結ばれるであろう新機能に関する契約条件が明らかにされた。

文書によると、新機能の運用が始まり次第、フェイスブックは収益の最大30%を取り分とし、コンテンツの契約条件としては「非独占的、譲渡可能、サブライセンス(※1)可能、ロイヤリティ・フリー(※2)、世界的使用権を認めるライセンス」を求めているという。さらに、クリエイターが「ファン・サブスクリプション」機能の使用をやめた場合でもライセンス契約は保持されるとのこと。

フェイスブックの取り分に関しては、すでに論争が巻き起こっている。テッククランチは類似したサービスを提供する「Patreon」を引き合いに出し、その取り分がクリエイターの収益の5%のみであることを述べている。

しかし、YouTubeは30%、Twitch(ライブストリーミング配信プラットフォーム)は50%、アプリ業界ではアップルとグーグルがともに30%を取り分としていることを考えると、フェイスブックの計画はそれほど狂っているとは言い難いかもしれない。

※サブライセンス=ライセンスを受けたものが権利者から付与されたライセンスを、さらに第三者に対してライセンスすること。再許諾。

※2 ロイヤリティ・フリー=事前に取り決められた使用許諾範囲内であれば、知的所有権に関する追加の使用料の発生が免除されていること。