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YouTubeが手動申し立てツールのポリシーを変更

YouTubeが、動画内で使用される音楽に関する、著作権侵害申し立てのプロセスを変更するという。ただし、これらの変更は、YouTubeにおける音楽著作権申し立ての大部分を占めるコンテンツIDシステムを使用した自動申し立てではなく、「手動」による申し立てにのみ適用されるとのこと。

「今後、当社のポリシーでは、著作権所有者が手動申し立てツールを使用して、非常に短い、または意図しない音楽の使用を伴うクリエイターの動画を収益化することを禁止します。収益化のオプションがなければ、著作権所有者の一部は、非常に短い、または意図しない音楽の使用を申し立てしないでおく選択をするかもしれません。また一部は、誰も動画が収益化できないようにすることを選択するかもしれません。ブロックポリシーを適用する人もいるでしょう」とYouTubeは説明している。

YouTubeは9月中旬に新ポリシーの実施を開始する。「これらの変更により、短期的には、より多くのコンテンツがブロックされる結果となるかもしれませんが、長期的に正しいバランスを保つためには、これが重要な一歩であると我々は考えています」とYouTubeは語っている。

削除申請によりツイッターに音楽ライセンス契約を求める圧力が増加

Postmodern JukeboxというグループのScott Bradleeさんが、エルトン・ジョンの楽曲「Crocodile Rock」を演奏した動画の投稿が削除されたとして、ツイッターに不満を漏らした。ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループによる削除申請後、該当の投稿が削除されただけではなく、Scott Bradleeさんのツイッターアカウントは一時的に凍結されたという。

エンタテインメント・ビジネスニュースサイトのVarietyによると、その後、Scott Bradleeさんのアカウントは回復し、苦情は取り下げられたという。

今回の件は、フェイスブックの例に倣って、出版社やレーベルと音楽ライセンス契約を結ぶよう、ツイッターに圧力がかかっていることが背景のように見える。

「ツイッターは音楽を配信するためのライセンスを持っていません。ユーザーが音楽を配信できるようにツイッターがしたいのであれば、他のソーシャル・プラットフォームと同様に、ツイッターも音楽ライセンス取得に向けて動くべきです」と、ある匿名の出版社幹部はVarietyに語ったという。

「ユニバーサル・ミュージックは所有するすべてのものに関する大量の削除申請を提出しているようです。彼らの目標は、ツイッターやその他のソーシャル・メディアを交渉の場に引きずり出し、コンテンツID的システムを作成させることです」とScott Bradleeさんは分析している。

現在、欧州において的となっている三大プラットフォームはツイッター、スナップチャット、そしてTikTokとみられており、権利保有者は、フェイスブックとのライセンス契約や、今後施行される、欧州議会による著作権指令改正案などをてこにして交渉を進めることを望んでいる。今後、これらのプラットフォームで削除される音楽の数は増える一方かもしれない。