スタートアップ企業

ホワイトレーベル型チケット販売プラットフォームのZaikoが資金調達

日本のコンサート・チケット市場に新たなスタートアップ企業「Zaiko」が現れた。Zaikoは、イベント主催者およびデジタルメディア企業向けホワイトレーベル(ある企業が独自で開発した製品やサービスを他の会社が自分のブランドとして販売すること)型の多言語チケット販売プラットフォームだ。Zaikoでは、ライブ・プロモーターや会場、アーティストなどが直接ファンにチケットを販売することを可能にしている。

Zaikoへは、音楽専門チャンネルなどを手掛けるスペースシャワーネットワークや、ベンチャーキャピタルのNorth Base Mediaが出資を行なっている。Spotifyと同様に、Zaikoも「二面的マーケット・プレイス」戦略を基盤にしている。とはいえ、Zaikoの場合、デジタル・メディア・パートナーのネットワークとインフルエンサーが対象となる二面であり、その二面を重心にしてコンサートのチケットを販売していく。

ZaikoのCEOであるマレック・ナーセル氏は「日本やアジア諸国は、ライブイベントや観光市場の両方でその重要性を増してきています。そのため、イベントの主催者や販売者向けに、柔軟性があり、デジタルで、多言語のイベント・チケット販売プラットフォームが必要不可欠になっているのです。」と語っている。

AI音楽スタートアップEndelがワーナーミュージックからアルバムをリリース

スタートアップ企業のEndelは、「集中したり、リラックスしたりするのに役立つ、パーソナライズされた音楽」をAIで作成できるモバイル・アプリを提供している。Endelのプロジェクトは、アマゾンのAlexa投資プロフラムにも選出されており、アマゾンのスマートスピーカーのスキルもローンチしたばかりだ。

Endelは今年一年間で、ワーナーミュージック・グループと配信提携を組み、同社のアート・ミュージック部門を通して、「ムード」および「生産性向上(フォーカス)」向けのアルバムを20枚リリースする予定だという。

すでに、そのうち5つはストリーミング・サービスを通じてリリースされている。それぞれタイトルは『Clear Night』、『Rainy Night』、『Cloudy Afternoon』、『Cloudy Night』、『Foggy Morning』だ。まだそれほど人気になっているとは言い難いが、すでに、Spotify上では、他の生身のアーティストと同じように、公式の「This is Endel」プレイリストが作成されている。

Endelのようなテクノロジーが、ムード音楽周りにおける急速な成長を遂げる経済で果たす役割の可能性には、興味深いものがある。特に、もしこれらの技術を活用して、各リスナーが聴いている楽曲の好みや、リスナー自身の情報に合わせて音楽を生成するようになれば、さらに面白くなるかもしれない。

今後、これらAI技術が既存の音楽業界やアーティストに、どのように迎えられるかという問題にも注目する必要があるだろう。

スタートアップ企業「Ecrett Music」が動画BGM用にAIによる音楽作成ツールをローンチ

AIで制作した音楽を提供する最新スタートアップ企業に「Ecrett Music」がある。動画のBGMを作成するという点において、AIを用いて無料で作曲をしてもらうことができるサービスを提供するJukedeckと似ている。

Ecrett Musicは、動画クリエイター向けに、曲のカテゴリー(ワークアウト、旅行、料理など)、ムード(ハッピー、チル、悲しいなど)、そして曲の長さを選ぶことで、アップロードされた動画に合わせてBGMを作成することができるツールを発表した。

価格プランは二つあり、個人や中小企業であれば月額5ドル(約554円)で使用可能、大企業は月額9.99ドル(約1,106円)となっている。どちらのプランでも、ユーザーは好きなだけ楽曲を作成・ダウンロードすることができ、商用利用も可能だ。これらの音楽は著作権使用料がかからない仕組みになっているが、著作権はEcrett Musicの親会社である「Dmet Products」が保持することとなるため、転売や再配布はできない。

Dmet Products創設者の楠太吾氏は、以前には、バングル型のIoTデバイス「SoundMoovz」をローンチし、世界最大級の音楽見本市SXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)などで好評を博し、世界17カ国に40万台を出荷している。

新しいベンチャーであるEcrett Musicでは、「フラットで機械っぽいサウンド」を提供するライバルと比較して、「人間の作曲家によって作曲されたと勘違いされるようなエモーショナルなメロディー」を約束しているとのこと。