〜自分を知る、アジアを知る、世界を知る〜

ストリーミング・サービスが音楽市場をグローバルなものにした今、アジア・パシフィック地域の音楽産業が、どのように世界と繋がり、存在感を発揮していくべきかが問われています。

韓国のK-POPのように、世界規模のビッグ・アーティストを生み出した事例だけでなく、チャートやメジャー・ブランドに頼らずともグローバルなファンベースを獲得している事例が、アジア・パシフィック地域でも増えつつある中、私たちが知るべきことは、欧米中心のアプローチとは異なる、新しい潮流の可能性ではないでしょうか。

世界経済の中心となりつつあるアジア・パシフィック地域が、どのようなポテンシャルを持ち、世界を驚かせることができるのか、今、私たち自身が、自らの可能性を知り、行動に結びつけるタイミングなのかもしれません。

本イベントでは、IMCJ(Independent Music Coalition Japan)も会員となっている、インディペンデント音楽事業者の国際団体であるWIN(Worldwide Independent Network)のアジア・パシフィック地域のメンバーが中心となり、2日間のプログラムを通じて、これから、この地域が、お互いを知り、協力し合うことによって、どのような未来を築き上げていくことができるか、その無限の可能性について、皆さまと共に、考えてまいります。

SCHEDULE
開催概要

【開催日時】
2021年10月19日(火)、20日(水)
いずれも17:00~19:00(予定)

【会場】オンライン

【参加費用および参加方法】
Peatixより、参加券(2日間通し、無料)をお申込みください。

【主催】
IMCJ(Independent Music Coalition Japan)

【共催】
Music Ally Japan

<注意事項>

・Zoomウェビナー形式を予定しております。Zoom URLはPeatixでご登録頂いた方がご覧頂ける参加申込者専用画面に記載致します。

・事前にお申込いただいた方のみ視聴が可能です。配信URLの拡散等はご遠慮ください。

・画面の録画/録音はご遠慮ください。

※アーカイブ視聴については、現在検討中です。チケットをお申込いただいた皆さまには、確定次第、ご連絡させていただきます。

AGENDA
登壇者&プログラム

【DAY 1】10月19日(火)

テーマ:東アジア各国のマーケットを知る

17:00〜 オープニング

 山下 雄史(IMCJ 理事長/株式会社KSR 代表取締役社長)

 ジェイ・コウガミ(Music Ally Japan)


17:10〜 <マーケットレポート1>韓国

 Jeffrey Chiang
(LIAK – Record Label Industry Association of Korea)


17:30〜 <マーケットレポート2>中国

 Alessandro Pavanello
(Kanjian Music インターナショナル・ビジネス・ディレクター)


17:50〜 <マーケットレポート3>台湾

 Zoe Wang
(TAICCA/Taiwan Creative Content Agency)


18:10〜 <マーケットレポート4>日本

 山口 泉(IMCJ 理事)


18:30〜 <パネルディスカッション>アジアの音楽業界の未来と、日本が果たすべき役割

 山下 雄史(IMCJ 理事長/株式会社KSR 代表取締役社長)

 中川 悠介(IMCJ 理事/アソビミュージック株式会社 代表取締役)

 ジェイ・コウガミ(Music Ally Japan)

【DAY 2】10月20日(水)

テーマ:東南アジア・オセアニアを知る。そして世界を知る

17:00〜 <マーケットレポート5>東南アジア諸国

 Ayano Komatsubara
(M.A.U Collective Co – founder)


17:30〜 <マーケットレポート6>オーストラリア

 Dom Alessio
(Digital Export Producer at Sounds Australia)


17:50〜 <マーケットレポート7>ニュージーランド

 Dylan Pellet
(IMNZ – Independent Music NZ ゼネラルマネージャー)


18:10〜 地域単位で考える業界の未来:アジア以外の団体・アライアンスのケーススタディ

・ヨーロッパの事例

 Helen Smith
(IMPALA – Independent Music Companies Association 事務局長)

・南米の事例

 Noemi Planas
(WIN – Worldwide Independent Network ゼネラルマネージャー)


18:30〜 <パネルディスカッション>アジアパシフィック地域のアライアンスで作る音楽業界の未来

 Dylan Pellet(IMNZ – Independent Music NZ ゼネラルマネージャー)

 Jeffrey Chiang(LIAK – Record Label Industry Association of Korea)

 Maria Amato(AIR – Australian Independent Records Labels Association 会長)

 Noemi Planas(WIN – Worldwide Independent Network ゼネラルマネージャー)

 ファシリテーター:山崎 卓也(IMCJ 顧問/WIN 理事)


18:55 クロージング

 山下 雄史(IMCJ 理事長/株式会社KSR 代表取締役社長)

 ジェイ・コウガミ(Music Ally Japan)

SPEAKERS
登壇者の紹介

山下雄史 (IMCJ理事長)

1976年10月10日生まれ。株式会社KSR代表取締役社長 兼 株式会社ライツスケーツ代表取締役社長
現)一般社団法人Independent Music Coalition Japan(IMCJ)共同代表理事。2000年〜2020年まで、A&R業を行い主に国内ヒップホップ、R&B/SOUL、レゲエ等のダンスミュージックシーンを牽引、2015年からアジア地域全般のDSPのディストリビューション業務、国内外コラボレーション楽曲制作に着手。2017年から国内ダンスミュージック専門レーベル「bpm tokyo」、アジアの音楽マーケットにフォーカスしたレーベル「bpm plus asia」を2020年から主宰。

中川悠介(IMCJ理事、アソビミュージック株式会社 代表取締役社長)

1981年、東京生まれ。きゃりーぱみゅぱみゅなど世界で活躍するアーティストが所属するアソビシステムを07年に設立。青文字系カルチャーの生みの親であり、原宿を拠点にファッション・音楽・ライフスタイルを世界に発信。内閣官房「クールジャパン官民連携プラットフォーム」構成員および「ナイトタイムエコノミー議員連盟」アドバイザリーボード メンバーを務め、国内におけるインバウンド施策も精力的に行い、新規事業の開発にも積極的に取り組んでいる。

山口泉(IMCJ理事)

ポニーキャニオンにて、映画や映像コンテンツ事業に従事。2017年に株式会社トランスグローバルインディペンデントを創業し、日本の音楽/エンターテインメント企業の海外ビジネス構築、IP企画開発のコンサルティングを提供している。2018年、インディーズレーベルの海外進出支援を行う一般社団法人Independent Music Coalition Japan (IMCJ)の設立に参画。渉外担当理事として海外団体とのリレーション構築、連携プロジェクトの企画や運営などを行う。25年以上に及ぶ音楽、映画、アニメなど日本コンテンツの海外展開に関する幅広い知見と経験を基に、幅広いグローバルネットワークと業界団体のパートナーシップを通じて日本企業の海外展開推進を推進している。

ドム・アレッシオ(Digital Export Producer at Sounds Australia)

ドム・アレッシオはオーストラリアの音楽業界およびアーティストの海外進出を戦略的に支援する団体Sounds Australiaのデジタルエキスポート・プロデューサーを務めています。アレッシオは就任以来、オーストラリアの音楽輸出のデジタル戦略を推進するリーダーとして、同国のアーティストや音楽、業界を海外市場にデジタルプラットフォーム、SNS、ストリーミングサービスなどを通じて展開する施策や機会創出を担っています。Sounds Australia参画以前、オーストラリアで最も影響力あるラジオメディア「triple j」で番組編成とラジオDJを務めてきました。彼の番組「Home & Hosed」では在籍中に数多くのインディーズアーティストや新人アーティストを紹介してきました。また2005年以降、音楽ジャーナリストとしてThe Bragでのジャーナリスト活動をはじめ、The Guardian、The Sun Heraldなどへ寄稿してきました。

マリア・アマト(AIR – Australian Independent Records Labels Association 会長)

マリア・アマトはオーストラリアのインディーズ音楽団体AIR(Australian Independent Record Labels Association)の会長を務めています。これまで10年以上に渡りAIRの運営に携わり、オーストラリア政府と音楽業界の関係構築、企業連携、イベントやカンファレンスなどを通じた業界啓蒙活動などで、同国のインディーズレーベルや音楽業界が直面するビジネス課題の解決を支援してきました。また1994年から自身のマネジメント会社、Results Managementでは、芸術、エンタテインメント、非営利セクター向けに財務および経営コンサルテイングサービスを提供しています。2021年にWIN(Worldwide Independent Network)の理事に選出されました。ドイツの音楽フェスティバルReeperbahn Festivalが主催する若手アーティストのアワード「Anchor – Reeperbahn Festival International Music Award」の理事を務めています。これまでに、オーストラリアの音楽専門学校Australian Institute of Musicの理事やアドバイザリーボードの議長、メルボルン国際映画祭のCEOやCFO職、Music Victoriaの理事を経験してきました。

ジェフリー・チャン(LIAK – Record Label Industry Association of Korea、韓国)

ジェフリー・チャンは、LIAK(Record Label Industry Association of Korea)およびWIN(Worldwide Independent network)のメンバーとして、韓国市場に関する知見を国際団体と共有し、成長領域を開拓する役目を担っています。チャンはまた、韓国のインディーレーベル、Fluxus Inc.にてグローバル・ビジネス事業の責任者を務めています。急成長著しい韓国音楽市場及びK-POPシーンのグローバル化に精通するチャンは、これまでに数多くのグローバルプロジェクトやコラボレーションを手掛け、韓国人アーティストやK-POP作品を世界へ届けるディストリビューション戦略やマーケティングの設計を行っています。チャンはニューヨーク大学から音楽ビジネスの修士号を取得しています。

Ayano Komatsubara(M.A.U Collective共同創設者)

M.A.U Collectiveは、20年以上の音楽やエンタテインメント領域で実績を持つ4人のパートナーによって2020年4月に設立されました。音楽業界のマネジメント、コンサルティング、マーケティングの経験を活かし、アジアの多様性に富む才能豊かなヒップホップ・アーティストを世界と繋ぐエンタテインメント・エージェントです。

アレサンドロ・パヴァネロ(Kanjian Music、中国)

アレサンドロ・パヴァネロは、中国において360度領域の音楽サービスを提供するKanjian Music (看见音乐)のインターナショナル・ビジネス・ディレクターです。中国音楽市場に参入を目指す海外企業の事業開発をリードし、中国レーベルやマネジメントとのビジネス連携、市場参入戦略、パートナーシップにおいて豊富な実績と経験を積んできました。また音楽フェスティバルElectric Zoo Shanghaiの立ち上げを始めとする音楽イベント開催のコンサルティング、イギリスの音楽マーケティング・コンサルティング・サービスMusic Allyの中国版Music Ally Chinaの設立、非営利団体Chinese Music Trade Association (IMCO)の設立、音楽カンファレンスIMXの運営に携わってきました。パヴァネロはロンドン・メトロポリタン大学にて音楽産業マネジメントの修士を取得しています。

ディラン・ペレット(IMNZ – Independent Music NZ ゼネラルマネージャー、ニュージーランド)

ディラン・ペレットは、ニュージーランドのインディーズレーベルを支援する業界団体Independent Music NZのゼネラルマネージャーとして、過去10年に渡り同団体をリードしています。ペレットはIMNZにおいて、国内のインディペンデント・レーベルやメンバー企業への支援、海外PR、Taite Music PrizeやGoing Global NZカンファレンスの運営、WIN(Worldwide Independent Network)のメンバー団体としてのグローバルな活動を統括しています。IMNZに参画以前は、インディーレーベルのFlying Nun RecordsやFestival Mushroom Recordsの運営に携わり、ライブツアー、シンクロナイゼーション・ライセンス、制作において25年以上の経験を持ちます。

ヘレン・スミス(IMPALA – Independent Music Companies Association 事務局長)

ヘレン・スミスはIMPALA(Independent Music Companies Association)の事務局長として、欧州で活動する5,000以上のインディーレーベルや中小音楽企業、インディペンデントアーティストを支援するための行政連携、ビジネス、プロモーションにおける戦略策定を統括しています。これまでIMPALAでは、欧州を横断したネットワーク力を基軸に、インディー音楽コミュニティの権利保護、企業成長を推進するためのアジェンダを設定してきました。著作権保護、雇用の確保、デジタル音楽サービス、サステナビリティ、ダイバーシティ、インクルージョン、大手企業の合併に対する代表訴訟など、重要な課題の改善に必要なアクションプランやロードマップの策定、情報やリソースの提供を行ってきました。またCOVID-19で打撃を受けた業界の支援に取り組む特別委員会をいち早く設立し活動の先頭に立つなど、欧州連携を主導する上で重要な役割を果たしています。

ゾーイ・ワン (TAICCA/Taiwan Creative Content Agency、台湾)

ゾーイ・ワンは2021年より台湾のTAICCA(Taiwan Creative Content Agency)に参画しました。TAICCAでは台湾の音楽、映画、テレビ、出版、ACG(Anime、Comic、Game)、ファッション、アートなど、様々なコンテンツ業界を横断したカルチャー戦略と海外進出の支援、IP戦略への投資、テクノロジーおよびスタートアップ企業の支援などを行います。TAICCA参画以前、ゾーイは2012年からSpotify台湾にてAPAC地域ライセンス・ディレクターを務めてきました。Spotifyではアジア地域における出版およびインディーレーベルのライセンシング、出版団体との連携、台湾チームの立ち上げに携わってきました。それ以前は、Gold Typhoon Entertainment、EMI Music台湾、Tencent Technologyにて、アジアや中国におけるデジタル音楽事業や新規メディア事業に従事してきました。

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