YouTube Musicは中東と北アフリカの音楽チャートを公開し始めます。対象の国はエジプト、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の3カ国で、各国のYouTubeで再生された楽曲とアーティストのランキングを把握することができるようになりました。チャートは毎週日曜日に更新され、サイトおよびYouTube Musicから閲覧できます。YouTubeによれば、中東および北アフリカ市場は、世界で音楽再生が成長している市場です。2017年8月の時点で、登録者が100万人を超える音楽チャンネルはわずか18でしたが、2021年現在では170チャンネルを超え、4年で800%以上の伸びを記録しました。YouTubeの音楽チームは昨今、中東市場のキーとなるレーベルとライセンス契約を交わしたり、アーティスト向けのツールやリソースを提供するなどして、同市場での存在感を高めてきました。日本の音楽業界にとっては、国内からは把握しきれない中東やアフリカの音楽事情や人気の動画の傾向を垣間見る術が増えたことになります