混沌とした状況が続いていたライブ業界が徐々に活動を再開している中、コンサートや音楽フェス、ツアーを主催する企業は、ライブ運営の気候変動対策や環境への負荷を削減するための議論が再開し始めました。

英国のライブ業界団体「LIVE」(Live Music Industry Venues & Entertainment)は、2030年までにライブやフェスの「廃棄物のゼロエミッション」を目指す目標を発表しました。LIVEは14のライブ業界団体、3150社の音楽ビジネス、4000組以上のアーティスト、2000人以上のライブ業界で働くスタッフが賛同し、ライブやツアー、音楽フェスの運営や労働環境の改善を目指す団体です。

LIVEの取り組みには、「Julie’s Bicycle」「AGreenerFestival」、「Powerful Thinking」、「Vision: 2025」、「The Tour Production Group」などの企業や団体がすでに賛同を表明しました。

LIVEでは、ライブやツアー運営におけるサステナビリティ問題の改善に取り組む専門チーム「LIVE Green」がキャンペーンを主導していきます。

環境問題への取り組みは長期戦で、出来ることも多岐に渡ります。

音楽フェスにおけるプラスチックゴミ排出をゼロにしたり、環境に優しい海外ツアーの運営などを進める企業やイベントオーガナイザーの活動の積み重ねによって、ライブ参加者の意識が高まり、他の企業やフェスにも影響を及ぼしていきます。

今年10月にイギリス・ノリッジで開催される「Wild Paths Festival」は、イギリスで初めて物販で古着やヴィンテージの布地を「アップサイクル」した商品を取り扱う音楽フェスになります。同フェスの物販は、アップサイクルを専門にする音楽専門のアパレル物販会社「No Encore」が担当します。同フェスではまた、「CanO」、「Frank Water」、「Ecolibrium」などの気候変動対策団体と協力して、持続可能なフェス運営を実現するための展開を行います。