ワーナー・ミュージック・グループは、写真や動画と音楽を融合するテクノロジーを開発するスタートアップ「Songclip」と複数年の戦略的パートナーシップを結びました。Songlipはライセンスされた楽曲をオーディオクリップとしてユーザーがSNSの投稿やUGC投稿で共有するためのAPIを開発しています。

レーベルは楽曲をライセンスすることで、SongclipのAPIを使う動画アプリやSNS、メッセージアプリ、マッチングアプリ、ゲームなど様々なアプリで、楽曲のクリップを手軽に加えて写真や動画、テキストなどが投稿できるようになるため、アーティストプロモーションやUGC生成に繫がる可能性が広がります。

Songclipは、楽曲を利用したいアプリ開発者や企業が長年抱えてきた楽曲ライセンス取得の課題を改善することを目指したスタートアップとして注目を集めています。Songclipが楽曲のメタデータのタグ付け管理機能や、ライセンス管理ツール、検索ライブラリーを提供することで、アプリ開発者はユーザー向けの楽曲検索やオススメ機能を強化できるというメリットが得られます。同時に、権利者にはUGCで使用された楽曲の収益分配や権利処理が行われます。

ワーナーミュージックはまずはじめに、同社の持つカタログ楽曲ライブラリーから5秒~30秒のオーディオクリップを生成し、SongclipのAPIに連携させてUGCコンテンツ活用に活かす予定です。