ソニーは同社の立体音響技術である360 Reality Audioのエコシステムを拡大する、新たなプラットフォーム事業を発表しました。第一弾として、360 Reality Audio技術を初めて採用したスマートスピーカーを開発し、今春にローンチします。新デバイスは、Alexa及びGoogle Assistantの音声認識技術に対応しています。
また360 Reality Audioフォーマットでの映像配信にも着手します。同フォーマット初の音楽映像コンテンツとして、エピック・レコードと契約するスウェーデン人シンガーソングライター、ザラ・ラーソンのライブ配信をソニーのArtist Connectionアプリ内で行いました。
さらにソニーは、ミュージシャンやプロデューサー向けに、360 Reality Audioバージョン制作用のオーディオプラグイン「360 Reallity Audio Creative Suite」も開発、1月には提供を開始する予定です。
360 Reality Audioフォーマット対応の楽曲は、アリシア・キーズやLil Nax Xなど多くのアーティストが対応曲を揃え、TidalやDeezerなど音楽ストリーミングで配信が始まっています。ですが、対応楽曲は約4,000曲しかないため、カタログ的には今後さらなる楽曲の追加が期待されます。