ソニーミュージックが、中東地域をターゲットにした新しい音楽レーベルを立ち上げました。

「Vibe Music Arabia」は、中東の音楽ストリーミング大手、Anghamiとソニーミュージックがジョイントベンチャーで立ち上げるブティックレーベルとなります。

中東を拠点に活動する、次世代のインディペンデントアーティストやプロデューサーの発掘と契約に注力していきます。

Vibe Music Arabiaでは、ソニーミュージックのローカルチームと、Anghamiの広域なサービスを組み合わせて、中東アーティストが成長し続けるための長期的なパートナーシップを生み出し、次世代のグローバルアーティストを中東から輩出することを目指しています。

ローンチに伴い、ストリーミングでの再生数が2億回を超えるアーティストのAbdulAziz Louiseと、若手アーティストのZena Emadとの契約も発表されました。

レーベルヘッドには、TikTok中東地域の動画クリエイティブ部門の責任者を努めていたRami Zeidanが就任しました。Zeidanは以前、Anghamiのパートナーシップ担当副社長や、マーケティング責任者を努めていました。

ソニーミュージックは、音楽ストリーミングサービスとジョイントベンチャー・レーベルを立ち上げるのは、これが初めてではありません。

中国Tencent Musicとソニーミュージックは、アジアのダンスミュージック市場を横断する専門レーベル「Liquid State」をジョイントベンチャーで2018年に立ち上げました

Liquid Stateは「アジア最大のエレクトロニック・ダンス・レーベル」を目指しており、これまでにグローバルアーティストのR3HAB、Alan Walkerとの契約や、中国人アーティストCORSAKの配信など、著名アーティストのアジア展開から、ローカル市場での新人発掘まで、中国やアジア地域で行っています。