ブラジルのポップアーティスト、アニッタ(Anitta)は近年、着実に注目アーティストの一人からグローバルスターへの道を歩んできましたが、ついに最新シングル「Envolver」でSpotifyのグローバルチャートで1位を獲得するというキャリアにおける重要なマイルストーンを達成しました。

アニッタと契約するワーナーミュージック・ブラジルだけでなく、ワーナーミュージック・グループ全体で、彼女の快挙を称賛しています。アニッタはブラジル人アーティストで初めてSpotifyのグローバルチャートで1位を取ったアーティストとなりました。またラテン系女性ソロ・アーティストが同チャートで1位を獲得したのもアニッタが初めてです。スペイン語の歌詞でレゲトンと「Envolver」は、2021年11月にリリースされ、今年3月に初めてチャート入りするほどトレンド・ソング化していました。彼女のスタッツは、ファンが運営するSNSでも知ることが出来ます。

ワーナーミュージックでは、「Envolver」ヒットの成功にはTikTokの役割を重要視しています。「Envolver」を使用したUGC動画は130万以上生成され、「#Envolver」ハッシュタグを使用した動画の再生回数は16億回を超えています。またワーナーミュージックは、Instagram Reelsもヒットの一翼を担ったと分析しており、同アプリでは26万個以上のUGC動画が生成されました。

アニッタのヒットを作る方法には、すでに世界の音楽業界が注目しています。先日、IFPI(国際レコード産業連盟)が開催した2021年のグローバル・レポートの発表会に登壇したワーナーミュージックの原盤ビジネス国際部門担当社長 サイモン・ロブソンが、最新のヒット曲のトレンドを示したアーティストとして彼女を例にあげています。ロブソンは「新興市場の人々がストリーミングサービスに登録し、世界各地の才能を他の国々に紹介する方法が改善されれば、世界中からヒット曲が生まれるトレンドが加速します」とロブソンは述べました。