音楽ディストリビューター企業の間では、アーティストがプロモーションに利用できるDIYツールの開発が進んでいます。

インディペンデントアーティスト向けのディストリビューター、DistroKidは、「Spotify Canvasジェネレーター」の無料提供を始めました。文字通り、Spotify Canvasのループ動画を生成できる無料ツールで、利用にはDistroKidでのアカウントが必要になります。

アーティストやマネージャーは、Spotify Canvas用に用意された動画ライブラリーから好きな動画を楽曲に使うことができます。

DistroKidは今年6月、Apple MusicやAmazon Music、Vevo、Tidalにミュージックビデオを配信できる動画機能「DistroVid」の提供を始めました。4K動画の配信や、YouTubeチャンネル認証にも対応しながら、動画からの収益は100%がアーティストや権利者に還元される仕組みです。

その他にもDistroKidは、アーティストがプロモーションに使えるテクニックやノウハウをYouTubeショート動画やInstagramのリール動画を使って定期的に配信しており、自立したいアーティストやコンテンツクリエイターが音楽から収益を得るためのツールと情報を揃えたディストリビューターとしてのブランディングを強化していることが伺えます。