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元ユニバーサルミュージックのデジタルビジネス責任者を務めたロブ・ウェルズ率いる音楽権利テクノロジーのスタートアップ「ORFIUM」は、東京のインフルエンサー・マーケティング・エージェンシー「BREAKER」の買収を発表しました。BREAKERは元MTV JAPANの副社長を務めたアレン・スワーツがCEOを務めており、日本で「YouTube Fanfest」を開催するなど、日本と世界を横断するコンテンツクリエイターにフォーカスした事業を展開しています。また、元ソニーミュージックエンタテインメント社長の丸山茂雄が取締役を務めるなど、様々なバックグラウンドを持つ人材が集まっていることもBREAKERの特色です。

ORFIUMは、YouTubeなど動画プラットフォームで音楽の著作権を無視して投稿投稿されるコンテンツや、動画プラットフォームでユーザーが独自配信するUGCコンテンツなど様々な形態の動画から、楽曲の権利を検知する技術を提供しています。ORFIUMのシステムを導入するクライアント企業は、様々な動画からの収益化が増やせる仕組みです。ORFIUMが契約するクライアントには、メジャーレーベルやメジャーの音楽出版社、映画会社、著作権徴収団体など、権利を保有する企業や団体があります。

ORFIUMはBREAKERを今後ORFIUM Japanとしてリブランディングして、運営を続けています。アジア展開を強化すると同時に「世界2位の音楽市場において、音楽、ゲーム、エンタテインメント、アニメの領域で新たなパートナーシップの可能性を推進します」と日本での事業展開にフォーカスします。