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ポルトガルは人口が1,030万人弱と、東京(約1,400万人)よりも小さい国ですが、音楽ストリーミングを使う人は着実に増えているようです。現在、ポルトガルでは、音楽ストリーミング利用者は200万人以上に増えていることが分かりました。ワーナーミュージック・ポルトガルのマネージングディレクターのJoao TeixeiraがMusic Allyのインタビューで明らかにしました。国民の5人に1人が音楽ストリーミングを利用するというデジタル化が進む一方、有料のサブスクリプション利用は75万人以上と少ないことも明らかにしました。

Teixeiraは「プレミアムなサブスクリプションサービスに登録させられれば、ポルトガルに成長のチャンスがある」と予想します。業界を改善する兆しとして、大手DSPによるポルトガル音楽のキュレーションやプロモーションする機能は向上しつつあると述べます(現在、大手DSPはポルトガルにオフィスを構えていません)。同氏はSpotifyやApple Musicなどのサービスがポルトガル音楽専門のキュレーターや編成チームを作ることが成長を後押しすると考えます。

ソニーミュージック・スペイン&ポルトガル社長のJose-Maria Barbatも同意します「ポルトガルの音楽ストリーミング市場は、DSPによるエンゲージメント、そしてマーケティングへの投資によって恩恵を受けるでしょう」と述べます。「音楽サービスの認知度と有料ユーザーを伸ばすためには、他の国で成功を実現してきたキャンペーンやパートナープログラムが必要不可欠です」

IFPIによれば、ポルトガルの音楽市場は2021年にストリーミング売上が23.3%増加した一方、ダウンロードは-34.1%、フィジカル音楽は-20.3%と大きく減ったため、今後は音楽ストリーミング利用の増加が、業界の成長に直結していくことが期待されています。