Spotifyがメタバースに本格進出する兆しなのでしょうか?

先日、Spotifyは世界的に人気のゲームプラットフォーム「Roblox」で、音楽ファンとアーティストが参加できるバーチャルワールド「Spotify Island」を始めました。SpotifyはRoblox内で自分たちのバーチャル空間を構築した初めての音楽ストリーミングサービスとなります。

「Spotify Island」では、ファン同士が同じ空間でゲームやイベントを楽しめるだけでなく、Robloxユーザー限定のコンテンツや、音楽にちなんだ「イースターエッグ」を見つける宝探し体験も提供されます。音楽作りで遊びたいユーザー向けには、Spotifyの子会社Soundtrapの音楽生成技術を使った「バーチャル・ビートメーカー・ステーション」が用意されています。このバーチャルゲームはRobloxで人気の音楽制作ツール「Splash」を意識していることが伺えます。

Spotifyは「Spotify Island」内に音楽ジャンルやカルチャーを軸にしたバーチャル空間も増やしていきます。まず最初は、K-POPアーティストに特化したバーチャル空間「K-Park」を開設する予定です。K-POPカルチャーの拠点となるこの空間では今後、Stray KidsやSUNMIといったK-POPアーティストとファンがインタラクションできる機会を提供していく計画です。

「Spotify Island」を通じて、Spotifyはアーティストやレーベルとより幅広いパートナーシップを開拓する狙いがあります。とりわけ、Robloxユーザーにも人気のあるバーチャルゲームやバーチャルアイテムをアーティストが開発できるよう、Spotifyが連携していきます。同社によれば、アイテムの購入などで得た収入はアーティストに直接還元すると述べています。メタバース進出を狙いたいアーティストやレーベルにとって、Spotify Islandが新しい収入源やプロモーションの入口となる可能性も見えてきます。