メジャーレーベル各社は、NFT戦略を着実に進め始めています。ソニーミュージックはNFTスタートアップのMakersPlaceと連携してアーティスト関連グッズのドロップを始めました。ワーナーミュージックはOneOfやBlockparty、Geniesなどのスタートアップと契約を結んでいます。そして先日、ユニバーサルミュージックはNFTスタートアップのCurioとのパートナーシップを発表しました。

発表では、CurioはユニバーサルミュージックのアーティストとレーベルがNFT関連のプロジェクトを行う際の「公式ライセンスNFTプロジェクト専用のグローバルアウトレット」として機能すると述べています。

最初にNFTプロジェクトをローンチするアーティストは、Capitol Music Groupと契約するイギリス出身のシンガーソングライターのCalum Scottであることも発表されました。

ユニバーサルミュージックにとって、NFTスタートアップとの連携は2021年から続いています。他のメジャーレーベルと同様に、ユニバーサルミュージックの戦略の一つがNFTに向いていると想像することができます。

2021年6月には同社のアーティストグッズ専門のBravadoがデジタルアート専門のスタートアップのIkonickと契約し、アーティストのデジタルアートをNFT化することが発表されました。2021年12月にはNFTスタートアップのGeniesと契約。メタバース空間上で利用できるアーティストのアバターやファッションアイテムのNFT化を目指した取り組みを発表しました。