
Deezerは、競争の激しい音楽ストリーミング市場で差別化を図るため、新機能を導入しました。今回追加された機能での注目は、Deezerのユーザーが自分の好みに合わせて音楽のレコメンデーションを調整できる、カスタム・アルゴリズムです。これは音楽ストリーミング業界では初めての取り組みで、Deezerはこれが大きな差別化要因になると考えています。
今後、Deezerユーザーは、「Manage My Recommendations」(オススメ管理)から自分専用に再生される音楽やアーティストを選ぶことで、レコメンドしてほしい楽曲、プレイリスト、アルバム、アーティストを調整出来るようになります。また、特定の楽曲やアーティスト、アルバム、プレイリストがレコメンドされるのを除外することも可能になります。Apple MusicやYouTube Music、Amazon Musicなど競合他社では、ユーザーが「低評価」や「非表示」を選択できます。これにより、アルゴリズムのレコメンドから外すことができます。Deezerのカスタム・アルゴリズムは、これらをさらに一歩進化させてものとなります。
Deezerはまた、音楽体験を個人の好みに変える新たなカスタマイズ機能として、プレイリストのカバーアートワークの色を変えたり写真を追加できる機能や、ステッカーで編集できるパーソナライゼーション機能も導入します。
さらに新機能では「My Deezer Month」(月間まとめ)を導入します。これは、毎年恒例となった1年の再生データを集計した年間まとめ「My Deezer Year」を各月毎に集計したバージョンとなります。ユーザーは、毎月の再生傾向を振り返ることができます。提供されるデータでは、月に最も再生した楽曲、アーティスト、ジャンルの振り返り、前月との総視聴時間の比較、上位3ジャンルの再生時間など、詳細なデータがユーザーに提供されます。これらのリスナー・データがDeezer for Creatorsプラットフォームでも提供されるかは未定です。