音楽業界向けに様々なテクノロジー支援を行っているレコチョクは、米国・ニューヨークに本社を置く、ディストリビューション・メタデータ管理プラットフォームを開発する「AudioSalad」とパートナーシップ契約を締結し、ディストリビューション事業を強化します。レコチョクは、AudioSaladと連携したサービスの詳細を今後発表予定です。

2010年設立のAudioSaladは、グローバル基準のディストリビューション技術やカタログ楽曲管理システムをレーベルやアーティスト、ディストリビューターに提供しています。現在、ニューヨークの他に、ロサンゼルス、ロンドンに拠点を構えており、世界展開する数多くのインディペンデント・レーベルや音楽企業に導入されています。これまでに、Secretly Group、Secretly Distribution、ATO Records、Mushroom Group、Mad Decent、Stones Throwなどインディペンデント企業がAudioSaladのシステムを採用してきました。

AudioSaladの技術は、主要なプラットフォームが認めるディストリビューション・データ管理技術を備えており、同社はApple Musicの推奨配信パートナー、Spotifyが推奨する配信・プラットフォーム・プロバイダー、Merlinの推奨テクノロジー・パートナーのリストに名を連ねてきました。2021年には動画配信サービス「VideoSalad」を開始し、Apple MusicやSpotify、Vevo、Amazon、Facebook、TIDALなどDSPへの動画配信業務も支援しています。

2023年には、米国・ナッシュビルの演奏権管理団体 (PRO)・著作権ライセンス企業のSESAC Music GroupがAudioSaladを買収して以降も、独立した企業として音楽B2Bソリューション提供を続けています。