投稿公開日:2025-08-14 投稿カテゴリー:音楽ストリーミング Spotifyは、米国以外の複数の国で、サブスクリプション料金の引き上げを発表しました。値上げの対象は、南アジア、中東、アフリカ、ヨーロッパ、中南米、アジア太平洋地域で、今後、1カ月以内にプレミアム会員は、価格改定に関するメールが届く予定です。Spotifyは今回の発表では、値上げの対象国を明らかにしませんでしたが、値上げ幅は国によって異なります。ヨーロッパでは、月額料金が1ユーロ (約171円)引き上げられ、個人向けプレミアムプランは10.99ユーロ (約1,877円)から11.99ユーロ (約2,050円)に値上げします。また、2025年に入って値上げを行ったフランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグなどの国は対象外であることが、The Vergeなどで報じられています。Spotifyは自社のブログで、今回の値上げについて「私たちは、全てのユーザーに対して、世界最高水準のパーソナライズされた体験の提供に尽力しています。製品や機能の革新を続け、最高の体験を実現するため、時として価格の改定を行います」と述べています。過去にSpotifyは、値上げを何度も実施してきました。米国では、2024年6月に値上げを行い、個人向けプレミアムプランは10.99ドル (約1,620円)から11.99ドル(約1,770円)、ファミリープランは15.99ドル (約2,360円)から19.99ドル (2,950円)へ値上げしました。Spotifyでは、年内に新たな高額のプレミアムプランのローンチが噂されています。これまで「Music Pro」プランと呼ばれ、開発が噂されてきた新プランは、現在のプレミアムプランよりも最大5.99ドル高い価格での提供、が報じられてきました。新たなプレミアムプランの立ち上げが、今回Spotifyが米国以外の国で値上げに踏み切ったことと影響は少なくないかもしれません。Spotifyが準備する、音楽スーパーファン向けプラン「Music Pro」。楽曲リミックス、チケット先行購入、高音質再生を提供と報道