投稿公開日:2025-11-04 投稿カテゴリー:音楽ストリーミング フランスに本拠地を置く音楽ストリーミングサービスのDeezerが発表した2025年第3四半期 (Q3)の決算報告によれば、同社のサブスクリプション利用者は全体では970万人から900万人へ減少したが、「直接サブスクリプション契約」する有料会員は500万人から550万人へ増加した。Deezerでは有料会員を2つのグループに分類している。直接サービスに加入する有料会員と、外部サービスとの提携を通じた「パートナーシップ契約」(B2B)による有料会員の2つで、後者はQ3では470万人から350万人へ減少した。これは、Deezerが新規の有料会員獲得に成功している兆しで、自社のブランディングや機能向上に対する利用者の評価が反映された結果となった。地域別にはDeezerの拠点があるフランスが好調で同国の直接契約有料会員は330万人から370万人へ11.7%増加した。これによって、Deezerの直接契約有料会員の3分の2以上がフランス国内の利用者であることとなった。その他の地域からの直接契約有料会員は170万人から180万人に増加した。同社の売上高は前年同期比1.9%減の1億3140万ユーロ (約233億円)。直接契約の売上高は2.4%増の8790万ユーロ (約156億円)。B2B契約の売上高は14.2%減の3560万ユーロ (約63億円)だった。