Music Ally Japanが定期的に配信する無料オンライントークシリーズ「Music Ally Japanチャンネル」。2026年最初のライブ配信は、「Music Ally Japanが先読み、音楽業界が考えたい2026年の注目トレンド」と題したテーマで、2025年のグローバル音楽業界を揺るがした重大トピックを振り返りつつ、日本の音楽業界が考えるべき、2026年の業界トレンドと注目テーマを考えていきます。

◆開催の背景

2025年、音楽業界では、今後のグローバル音楽市場に長期的な影響を与える出来事が相次ぎました。これらの出来事は、日本の音楽業界も無視できません。グローバル市場を狙いたい日本人アーティストや日本企業に大きな影響を及ぼします。Music Allyでは2025年、次のようなニュースを取り上げて、音楽業界や企業戦略に影響するトレンドを示してきました。

・ユニバーサル ミュージック / Virgin Music GroupによるDowntown Music買収や、ワーナーミュージックによるBelieve買収の試みに代表される、数々の業界再編の動き
・インディーズ業界、ディストリビューション業界の再編と、今後の動き
・音楽AI開発企業UdioやSuno、Stability AIと、メジャーレーベルおよびMerlinとのライセンス契約合意
・1日約50,000の生成AI音楽がDSPに配信される現状 (Deezer調べ)と、The Velvet SundownやXania Monet、Blleding Verseなど再生数を稼ぐ音楽AIプロジェクトの台頭
・ライブ音楽市場におけるチケットマスターとライブ・ネイションの独占問題
・ローカルのライブ会場の衰退、小中規模会場の存続問題
・アーティスト・アクティビズムの新たな潮流と、アーティストの政治・社会的テーマに対する明確な発言の増加
・DSPや音楽フェス、サービスの方針に異議を唱えるアーティストの影響力の大きさ
・非英語圏からのグローバル・アーティスト、音楽ジャンルの台頭
・自国の若手アーティスト、ローカル・ジャンルの再生の伸び悩み (グローバル化の影響)

これらの出来事を”業界ニュース”や”海外ニュース”といった“点”でスルーせず、視野を広げて、音楽エコシステムと結びつけて考えると、歴史的、文化的な意味を持つ重要な出来事が重なった年で、時代の転換期となった1年かもしれません。そこで、今回の配信では、これらの2025年の重大ニュースを解説しながら、これからの日本の音楽業界が考えるべき、2026年のトレンドとテーマについて、考えていきます。

◆このような方におすすめ

・音楽業界の最新トレンド、今後の注目テーマを知りたい方
・グローバル音楽市場を牽引するトレンド、構造改革、業界再編、企業の動きに関心ある方
・日本の音楽業界の将来像を考えたい方
・音楽業界内での新たなビジネスチャンスのヒントを探す方

◆イベント詳細

配信日: 2026年1月8日(木) 19:00-20:00
形式: オンライン / Zoom ウェビナー
参加費: 無料 (事前登録制)
参加事前登録フォーム
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_8wlRUamaThSUQw06-5eLfg

◆プログラム(予定)

2025年 グローバル音楽業界 重大ニュースの振り返りと分析
2026年 注目トレンドの紹介と解説

◆登壇者

山崎 卓也 : 弁護士 / Music Ally Japan ビジネス・アドバイザー
ジェイ・コウガミ: デジタル音楽ジャーナリスト / Music Ally Japan エディター