Amazon Musicは「Amazon Music Unlimited」の月額料金を値上げした。対象は個人プランで、月額が100円、年額は1000円の値上げとなる。これまで月額1,080円 (プライム会員は月額980円)だった個人プランは、今後は月額1,180円、プライム会員は月額1,080円、年間プランは9,800円から10,800円とする新料金形態でのプランの提供が始まっている。既存ユーザーに対しては、2026年3月10日以降の更新日から反映される。

直近の値上げは2023年8月まで遡るため、約3年ぶりの価格改定となった。その際は、プライム会員向け月額料金が880円から980円に改定されたのみだった。一方、海外では、何度も値上げを実施してきた。2025年1月の価格改定により、米国では個人会員は月額10.99ドルから11.99ドル、プライム会員は月額9.99ドルから10.99ドルに値上げした。

サブスクリプション各社でも、値上げは定期的に実施しており、音楽サブスクリプションも例外ではない。SpotifyやApple Music、YouTube プレミアム、Deezerなどは過去数年で値上げを行い、音楽市場全体で、持続的な価格改定へ移行する動きが強まっている。値上げの理由で挙げられるのは、サブスクリプション加入者数を増やす市場競争から、一人あたりの売上(ARPU)と利益率を伸ばす競争へ、戦略転換したことが多い。その他には、成熟市場の成長鈍化、音楽以外への投資、運用コストの負担軽減なども理由に挙げられる。