グーグルの親会社アルファベットは、先日発表した2025年10-12月期 (Q4)及び通年の決算で、初めてYouTubeの業績を明らかにした。YouTubeの広告とサブスクリプションを含む総売上高は、通年で600億ドルを超えた。これは前年から17%増加となった。同社のサブスクリプションには、YouTube Premium、YouTube Music Premium、YouTube TV、YouTube NFL Sunday Ticketなど多数の有料プランの売上が含まれている。広告売上は、2025年Q4は前年から9%増の113.8億ドル、通年で約403.7億ドルだった。これは2024年の361ドルから11.7%増加している。ここから逆算すると、サブスクリプション事業の年間売上高は約200億ドル規模と推測される。

アルファベットは、成長要因ではYouTubeのサブスクリプション・プランの成長が続いており、特にQ4ではYouTube MusicとPremiumが好調だったと説明した。一方で、サブスクリプション利用者数や詳細な売上などの内訳は明らかにしていない。アルファベットCEOのスンダー・ピチャイ (Sundar Pichai)は、今後サブスクリプションの内容をさらに拡充し、ユーザー獲得が好調なYouTube TVのさらなる成長を収益化に繋げる方針を示した。

YouTube Musicグローバルヘッドのリオ・コーエンは2025年3月に、YouTube MusicとYouTube Premiumの加入者が1億2500万人に達したと発表した(無料トライアル利用者を含む)。これは2024年2月時点の1億人から増加しており、12カ月で約2500万人の新規加入者を獲得した計算となる。また、調査会社Omdiaは最近、YouTube全体の利用時間のうち、音楽に関連する視聴が3分の1を占めるという推計を示した。これらの発表を踏まえると、YouTube事業の成長で音楽の存在感が大きく、視聴行動の中心であり続けていることが示されている。