世界大手のライブ・エンターテインメント企業AEG Presentsの子会社、AEGインターナショナルは、アジア太平洋地域を統括するAPAC社長にジョン・ラングフォード (John Langford)を任命した。最近までラングフォードは、AEGインターナショナルのライブ会場事業を統括する上級副社長を務めており、ライブエンターテイメントとライブ会場運営で30年以上の経験を持つ業界のベテラン。今後は、アジア地域におけるライブ会場、不動産領域の拡大戦略を統括する。同氏は、2026年9月以降、シンガポールに拠点を移す。
AEGは、アジアを優先的な成長市場と位置付け、引き続き会場や不動産への投資を強化していく方針だ。AEGはアジアの主要市場で拠点を拡大し、会場の開発プロジェクトを通じて、事業拡大を狙う。
AEGがアジアで手掛ける会場には、日本・名古屋の「IGアリーナ」や、中国・上海の「メルセデス・ベンツ・アリーナ」、タイ・バンコクの「UOBライブ・アリーナ」などがある。さらには、大阪ミナミに1万人規模の新アリーナの建設、バンコクでのアリーナ建設などの計画が進んでおり、AEGはアジアにおける存在感を拡大している。
ラングフォードは就任にあたり次のように述べた「ARGでこの10年間、世界で最も稼働率の高いアリーナの運営を率い、複数の国際都市にまたがるオペレーションの統括まで、非常に幅広い役割に携わる機会に恵まれました」
「私は以前から、アジアの活力、文化的多様性、活気あるライブ音楽の景観に強い敬意を抱いてきました。アジアに拠点を移し、市場により深く入り、才能あるチームやパートナーの皆様と共に、既に築き上げてきた強固な基盤をさらに強化していくことを楽しみにしています」
ラングフォードは2016年にAEGへ入社し、ロンドンの「The O2」(O2アリーナ)担当ゼネラルマネジャーに就任。その2年後には、AEGヨーロッパのチーフ・オペレーティング・オフィサー (最高執行責任者、COO)へ昇格した。
AEGは近年、海外展開戦略の強化を目指し、経営体制を刷新し、組織力を高めている。2025年1月にはAEG Presents欧州・アジア太平洋地域社長にアダム・ウィルクス (Adam Wilkes)が就任し、同地域の事業を統括している。また、AEGインターナショナルのCEO兼社長、アレックス・ヒル (Alex Hill)は、米国以外のAEGのグローバルな不動産および会場運営全体を統括している。
