TikTokは、広告を非表示にする新たな有料サブスクリプションを開始した。新プランは「TikTok Ad-Free」の名称で、展開第一弾はイギリスから、月額3.99ポンド、最新のソーシャルメディア・プラットフォームとなった。「TikTok Ad-Free」は英国で月額3.99ポンド、日本円換算で850円で開始される。
無料との大きな違いは、広告の表示方法にある。プランに課金するユーザーのフィードから広告投稿が削除されるが、クリエイターが報酬を受け取って投稿した広告コンテンツやスポンサー付き投稿は引き続き表示される。利用できるのは18歳以上のユーザー。今後数カ月をかけて順次展開される予定。課金ユーザーは設定を自分好みに変更できる。
TikTokにとってイギリスはヨーロッパ最大のターゲット市場である。昨年6月、TikTokは同社アプリを3,000万人以上のイギリス人が利用していると発表していた。これは同国人口の約43%に相当する。
TikTokの動きは、Metaが2023年にヨーロッパでFacebookとInstagramの広告非表示機能付きの有料サブスクリプションを開始した流れに続くものだ。ただしMetaの場合、広告のパーソナライズに関するEU規制への対応という処置だった。今回のTikTokの発表も、同様の文脈で注視する必要がある。BBCの取材に対し、SNS専門家のマット・ナヴァラ(Matt Navarra)は、「アプリを無料で使う代わりに広告を見る、というインターネット取引の時代から、無料で使う代わりにパーソナライズ広告の表示用に(アプリ運営会社に)プロファイリングされるか、それを避けるために料金を支払うか、という取引の時代へ移行しつつあります。私たちは二層化したソーシャル・インターネットへ向かっています」と指摘した。
