
Spotifyは、新たな料金プランを開始しました。オーディオブック専門のプラン「オーディオブック・アクセス・ティア」は、月額9.99ドル (日本円で約1,500円)で、Spotifyが配信する20万以上の作品カタログから、毎月15時間視聴出来ます。
3月1日にローンチしたこのプランは、米国ユーザーからアクセスが可能になりました。新プランのユーザーは、音楽やポッドキャスト再生では、無料ユーザーとして扱われ、広告が流れてきます。
米国では、Spotifyプレミアムの個人ユーザー向けプランは10.99ドル (約1,650円)。
また、Spotifyがオーディオブック領域で競合するAmazonのAudibleの料金は14.95ドル (約2,300円)。Spotifyのオーディオブック向けプランが低価格を意識していることが伺えます。
ただし、現在のSpotifyプレミアムには、オーディオブック再生が含まれています。そのため、今回新たに始まったプランは、「音楽再生に興味は無く、オーディオブックだけで十分」、というユーザーや、Audibleからの乗り換えに対するメリットを最大訴求する取り組みと考えられます。
Spotifyによれば、プレミアムプランにオーディオブック視聴を含めて以降、無料ユーザーがオーディオブックを検索して、コンテンツに携わる頻度が一日あたり45%増加した、と報告しています。
Spotifyがオーディオブックに注力することで、さらなるサブスクリプション利用者の増加、サービスの利用時間の増加も期待されます。
ただし、これによって、アーティストやレコード会社、音楽権利者に対する収益分配にどのような影響が生まれるかは未知数です。
Spotifyは先日発表した2023年度の実績では、月間アクティブユーザー (MAU)が6億人を超え、また有料で使うサブスクリプション利用者は2億3600万人を超えました。また、Spotifyはオーディオブックのサービスとして、Audibleに次ぐ市場2位になったことも明らかにしています。