投稿公開日:2025-11-12 投稿カテゴリー:音楽ストリーミング 長年、音楽ストリーミングサービス各社は、自社アプリ内にSNS機能の導入を避けてきた。楽曲やプレイリストの再生や、アルバム情報の閲覧といった音楽の視聴と出会いに特化した機能の拡充を続けてきましたが、2026年はその流れが変わる可能性がある。Amazon Musicは、新機能「ファングループ」(Fan Groups)を開始した。現時点ではカナダのユーザーに対して、ベータテスト版が提供される。2026年には米国や、その他の地域でも順次展開が予定される。https://www.aboutamazon.com/news/entertainment/fan-groups-amazon-music-appこの新機能は、音楽再生とコミュニティ機能が融合した仕組みで、Amazon Musicアプリ内に新たに設置されるグループに参加したファンやリスナー同士が、好きなアーティストでリアクション・交流したり、音楽のジャンルについて会話できるようになる。また、グループはユーザー誰でも新規作成できる。全てのファングループは公開設定となる。ベータ版のローンチに併せて、すでに音楽ファンたちによって作られた複数のグループが登場している。インディー・ロック、カントリー、パンジャビ、K-POP、フランス語圏の音楽、ワークアウト向けプレイリストなど多岐に渡る。Amazon Musicは、コアファン同士が直接集まるグループの立ち上げや、ニッチな音楽リスナー同士で集まる機会、さらには特定のジャンルをファンが掘り下げるサブコミュニティの形成など、音楽ファン同士の新しい交流の場を提供することで、さらなる音楽発見に期待を寄せている。Amazon Musicのファングループ機能は、Spotifyが2025年8月に再ローンチした「メッセージ機能」に続く、DSPのファンエンゲージメントの強化に対する取り組みとなる。同様のファンエンゲージメント活性化では、Spotifyは最近では、「リスニングパーティー」機能をファンコミュニティが強いアーティスト向けに展開している。この領域で先行するStationheadやDiscordといった、リスニングパーティーをファンが自然発生的に開催するアプリも人気が高まっている。これらの動きは、音楽視聴やファン体験が、よりコアファン重視またはコミュニティ化の流れに向かう可能性を示唆している。