• 投稿カテゴリー:音楽業界

エイベックス・ミュージック・クリエイティヴは、フランスの音楽メタデータ会社「Music Story」と日本の音楽レーベルでは初めてパートナーシップ契約を締結した。この合意により、エイベックスはMusic Storyとの連携や技術を活用し、保有する膨大な楽曲カタログのメタデータを整備し、世界規準に最適化、国内外のDSPでの楽曲の発見性の向上を目指す。これにより、日本人アーティストやクリエイターの作品の日本だけでなく海外での評価拡大、より正確な収益還元の機会を最大化する。

https://music-story.com/

フランスに拠点を置くMusic Storyは、Apple MusicやAmazon、Deezer、LINE MUSICなどのDSPや、ユニバーサル ミュージック、ソニー、Adrev、Muso.ai、LyricFind、SACEM、SoundExchangeなど多数の音楽企業をクライアントに持つ。40カ国に展開する同社のエンジニア、音楽エディター、ライターのチームがコンテンツ制作を行い、12言語に対応している。

Music Story CEOであるジャン=リュック・ビオレ (Jean-Luc Biaulet)は次のようにコメントしている。「メタデータが重要な差別化要因となりつつある今、エイベックスは品質、構造、および長期的なカタログパフォーマンスへの投資を通じてリーダーシップを示しています」

エイベックス デジタルソリューショングループのゼネラルマネージャー 中島和義は今回の取り組みについて次のように述べた。「ストリーミング時代において、過去の素晴らしい楽曲群は、単なる『カタログ』ではなく、新たなリスナーと出会う可能性を秘めた『生きた資産』です。今回の提携は、それらの価値ある資産に、新しいリリース同様の情熱と革新的なアプローチを注ぎ込むものとなります」

Music Storyはまた、音楽ストリーミングサービス「KKBOX」を運営するKKCompany Japanとも提携を発表した。これにより、KKBOXは日本語表記の音楽メタデータの統一と拡充、アーティスト名やアルバム、楽曲タイトルの関連付け、クレジットの整備、検索の改善、ローカライゼーションの精度向上を目指す。