リリース日に東京のタワーレコード渋谷店でサイン会を開催したことなどを含めて、ビヨンセがカントリー音楽に進出した最新作で、SNSもメディアも話題に尽きませんが、『Cowboy Carter』は、2024年最大のアルバム・リリースであることに間違いありません。

Spotifyによれば、同作は、2024年において、一日で最も再生されたアルバムであり、「記録を達成した最初のカントリー音楽のアルバム」の記録を達成したことを明らかにしました。

これまでのアルバムの最高記録は、フューチャーとメトロ・ブーミンのコラボ・アルバム『We Don’t Trust You』でした。アルバムに先立ち、先行シングルの「Texas Hold ‘Em」は、配信からわずか50日弱で2億再生以上を稼ぎ出しました。

Amazon Musicでも、同作は記録を達成しました。

同プラットフォームで、ビヨンセのアルバムの中で、本作は、初日の再生数が最も多かった作品となり、また女性アーティストによるカントリー・アルバムで最も初日に再生された作品となりました。

ここまで再生が伸びれば、アナログ・レコードとCDのセールスも、と期待が高まります。

ビヨンセとチームは、CDと限定版アナログ・レコードをリリース日に発売しました。しかし、DSPで配信された27曲に比べてフィジカル商品には数曲少なく収録されており、CDには4曲、アナログには5曲が省略されて販売されました。フィジカル商品を購入した彼女のファンたちが、TikTokやRedditなどSNSで情報交換し、不満から、さまざまな憶測までが飛び交い、メディアでも話題になりました。