国際女性デーに併せて、音楽ストリーミングサービス「Deezer」は同社のウィメンズ・チャート (Women’s Chart)を新たに6カ国へ拡大すると発表した。同チャートは2025年3月に始まり、女性アーティストによる月間再生数上位50曲を国ごとに紹介している。これまでフランス、ドイツ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコで展開してきた。1周年の節目に、新たに始まる市場は、セルビア、ブルガリア、オランダ、デンマーク、クロアチア、ポーランドに地域を広げる。

Deezerのラップ/R&Bエディターであるナルジェス・バハール (Narjes Bahhar)は、次のように述べている
「ウィメンズ・チャートは、明確な観測から生まれました。女性は未だチャートで過小評価されています。しかし女性たちは日々音楽を形成しています。このプロジェクトは象徴的なものではなく、必要な取り組みです。不均衡に向き合い、見過ごされがちな存在に光を当てます。開始から1年を経て新しい国へ拡大することは、このコミットメントがグローバルであるべきことを示しています」

一方、Deezerは2025年9月、平均的なDeeezerリスナーの聴取時間で女性アーティストが占める割合は26%であることを明らかにした。同社はこの数値を「My Deezer Month」機能内で、女性アーティスト再生比率として表示を始めている。

このデータ可視化は果たして女性アーティストの再生やリスナーの行動変容に繋がったのだろうか? 現時点で大きな変化は見られいない。Deezerが更新したブログ投稿で「2026年2月の平均聴取率は27%で、前回公表値から1ポイント (1%)増加した」と説明した。直近6カ月では、視聴行動を大きく変えるほどの影響には至らなかったのが現状だ。同社はこれらのデータ公開によって、リスナーの音楽エコシステムの中で、女性アーティストの役割を考えるきっかけになることを狙っている。