• 投稿カテゴリー:アジア

韓国K-POP企業大手のHYBEは、中国進出を本格化させます。HYBEは北京市に現地法人を設立し、所属アーティストの中国進出を加速させる取り組みを強化します。HYBEの北京オフィス設立は、同社にとって韓国外で4番目の海外拠点です。これまで、日本、米国、中南米に進出し、グローバル展開を強化してきました。

中国への韓国コンテンツ輸出では、同国当局が輸入制限の緩和が見込まれるとの報道があります。これによって、韓国K-POP企業は、中国国内での配信、グッズ販売、コンサートチケット売上が大きく増加する可能性があり、ビジネスやファンダムの拡大への貢献が予想されます。また、K-POPの中国での認知が拡大すれば、HYBEが展開する「Weverse」プラットフォームの活用と売上増加に繋がることも予測されます。こうしたタイミングでのHYBEの中国オフィス設立は、グローバル展開を強化する同社の戦略的な動きを示しています。

一方、K-POPの競合であるSMエンタテインメント、YGエンタテインメント、JYPエンタテインメントは、すでに中国子会社を設立済です。SM とJYPはそれぞれWayVとBoy Storyの中国市場をターゲットとしたグループのマネジメントを行っています。HYBE Chinaでは、現時点では中国人や中国出身の新たなグループのデビューは予定されておらず、既存のHYBE所属アーティストの中国での活動・進出支援に注力します。