フランス・パリ西部近郊に位置するヨーロッパ最大の可変式アリーナで屋内会場の「パリ・ラ・デファンス・アリーナ」の売却が発表され、ライブ・エンターテインメント業界の注目を集めている。買収するのは、世界最大のライブ・プロモーターのライブ・ネイションだ。現在、同社はフランス規制当局の承認を待っている。ライブ・ネイションは買収額を公表していない。
2017年10月にオープンした同会場は、地元ラグビーチームのラシン92が本拠地として使用してきた、民間運営の大規模施設。ラグビーの試合では30,000人規模を動員する同会場だが、ライブ開催ではさらに多くの45,000人を収容できる。パリでライブができる大規模会場では、郊外のサン・ドニに位置する大型多目的スタジアム、スタッド・ド・フランスが80,000人を収容できる。しかし、その客席数の多さと、スポーツイベントとの併用などで、大規模なライブ開催に限定されてしまう課題がある。その代わりにパリ・ラ・デファンス・アリーナは、年間を通じたフル稼働が可能になる。ライブ・ネイションは、買収後は大規模な改修を予定している。
前述のスタッド・ド・フランスは国が所有権を持つスタジアムだが、運営権はライブ・ネイションが持っている。同社はこの他に、パリのアコー・アレナ、リヨンのLDLCアリーナなど、フランス国内で数万人を動員する会場の運営権を保有している。
