オジー・オズボーンの死去を受け、彼のソロ時代とブラック・サバスのカタログ楽曲を再生する人が世界中で急増しています。訃報が発表された7月22日以降、Spotifyではオズボーンの月間リスナー数は1240万人から1870万人へと600万人以上急増し、現在は2300万人を超えました (2025年7月30日 記事執筆時)。一方、ブラック・サバスの月間リスナー数も1980万人から2460万人へ跳ね上がり、現在では2830万人を超えました。

カタログ楽曲の再生回数も急増しています。「Crazy Train」の累計再生回数は8億1750万回以上。「No More Tears」は2億7290万回以上。「Mama, I’m Coming Home」は2億5100万回以上。その他にも、「Mr. Crowley」や「Bark at the Moon」、「I Don’t Wanna Stop」「Dreamer」「Shot in the Dark」などの再生回数が1億回を突破しています。さらにブラック・サバスの楽曲でも同様の動きが見られ、「Paranoid」は13億9770万再生を突破。「Iron Man」は5億9380万再生。「War Pigs」は3億8922万再生。「Children of the Grave」は1億7300万再生を超えました。

彼の訃報は世界中のファンや、アーティスト界隈に大きな衝撃を与えました。彼とブラック・サバスの再生回数の急激な上昇は、音楽シーンにおいて彼が現在も絶大な人気と影響力をもたらしていることを物語っています。彼の死は、新たな世代のリスナーや、往年のファンが追悼の意味を含めて彼の音楽に触れるきっかけとなったことで、ストリーミングプラットフォームでも存在感が拡大し続けています。

生前、2022年にLouderでのインタビューに応じたオズボーンは、「ストリーミングはロックにとって良かったか、悪かったか?」と質問された際「Spotifyは酷すぎてありえない。ロイヤリティなんて、全て水の泡で消えてしまった」と痛烈な批判をしていました。