投稿公開日:2025-09-03 投稿カテゴリー:音楽ストリーミング Spotifyは先日、日本を含めて、米国以外の世界各国で各プランの月額料金の値上げを発表しました。日本では個人向けプレミアム・プランは従来の980円から1,080円、Duoプランは1,280円から1,480円、ファミリープランは1,580円から1,880円、学生プランは480円から580円へ、100円から300円の値上げが実施されます。今回の価格改定が対象の地域は、南アジア、中東、アフリカ、欧州、中南米、アジア太平洋地域の複数の市場と多岐に渡ります。Spotifyの共同社長兼最高事業責任者 (チーフ・ビジネス・オフィサー)のアレックス・ノーストロム (Alex Norstrom)は、フィナンシャル・タイムズの取材で、同社が持続的な収益化の手段の一つとして、追加の値上げを視野に入れていることを示唆しました。同氏は「値上げや価格調整は、私たちのビジネスツールの一つで、合理的であれば実施します」と述べました。ノーストロムはまた、今回の値上げに伴い、新サービスと新機能の提供を予定していることも明らかにしました。ノーストロムは、値上げを実施した後も、多くのユーザーはプレミアムプランへ移行していると述べました。そして、Spotifyは市場シェアをさらに拡大していることを強調しつつも、世界人口のわずか3%強しかSpotifyの定期的な利用者はおらず、まだまだ拡大の余地があると延べ、今後のサブスクリプション会員拡大に意欲を見せました。Spotifyは2025年第2四半期 (4月-6月期)の実績では、グローバル有料会員数は、第1四半期の2億6800万人から2億7600万人へ800万人増加しました。ノーストロムは、Spotifyが、同社のサブスクリプション利用者数が全世界で10億人突破することへ自信を示しました「現在、2億5000万人以上のサブスクリプション利用者が毎月支払い、サービス利用が拡大しています。10億人を目指すべきでしょうか? 私たちは不可能だと思いません。明確な目標です」