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米国のレーベルを代表する業界団体「RIAA」は、米国音楽市場の2023年の実績を発表しました。2023年の総売上は、小売売上高は前年比7.7%増で171億2000万ドル、卸売売上高は7%増で110億ドルになりました。これで米国市場は、8年連続のプラス成長を達成したことになります。

ストリーミングからの総売上は、売上全体の84%を占め、8.1%増の143億6000万ドルでした。

サブスクリプションからの売上高は9%増で112億ドル。2022年は年間成長が8%だったことを考えると、これはプラスなニュースです。

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一方で、サブスクリプションと対象的だったのは、YouTubeやSpotify Free、Facebookなど、無料広告付オンデマンド・ストリーミングで、売上高は2.3%増と18.6億ドルに留まりました。

この分野の売上の伸びは、2022年よりも鈍化してしたことは懸念されます。広告付きストリーミングは売上全体の11%を占めました。

Pandora PlusやAmazon Prime Musicなどリミテッド・ティア音楽サブスクリプションからの売上高は3.9%減少して10億2000万ドルでした。要因には、フルサブスクリプションにアップグレードした契約者が増加したことも一因です。

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2023年末で、米国の音楽サブスクリプション利用者数は9680万。これは前年比5.7%の増加でした。

この数値は契約数であって、マルチユーザープランは契約1件としてカウントしているため、実際のサブスクリプション利用者はこの発表よりも多いことが推測出来ます。なお、リミテッド・ティア音楽サブスクリプション・サービスの利用者は含まれていません。

フィジカル音楽の売上高は10.5%増の19.1億ドル。

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そのうちの13.5億ドルがアナログレコードと、引き続き強い人気を示しました。売上枚数でもアナログレコードは4300万枚に対して、CDは3700万枚と、2年連続でアナログがCDを売上枚数でも上回りました。CD売上は11%増で5億3700万ドルでした。