投稿公開日:2025-10-29 投稿カテゴリー:音楽ストリーミング インディペンデント音楽業界のデジタル・ライツ・エージェンシーであるMerlinは、Spotifyと複数年のグローバルライセンスを更新した。これにより、MerlinはSpotifyと連携して、同団体に加盟する世界各地のインディーズアーティストやレーベル、ディストリビューターが配信する楽曲の成長と収益最大化を支援していく。Merlinは、グローバル音楽市場で15%のシェアを占めるほど、インディペンデント音楽市場の世界拡大に寄与しており、今後もさらなる成長に期待が高まる。一方、今回の契約更新に関する条件の詳細については明らかにされていない。Merlinジェレミー・シロタCEO インタビュー: 音楽業界の見通し「AIツールはインディーズレーベルに大きな利益をもたらす」Spotifyは先日、共同創業者でCEOのダニエル・エクが退任し、会長職に就任する体制の変更を発表した。後任は共同CEO体制となり、共同社長兼最高製品・技術責任者のグスタフ・セーダーストローム(Gustav Soderstrom)と、共同社長兼最高事業責任者のアレックス・ノルストローム (Alex Norstrom)が就任する予定だ。同社の音楽事業も体制が変わる。同社の音楽事業とオーディオブック事業をグローバルで統括してきたデヴィッド・ケーファー(David Kaefer)が10月末に退任することが明らかになった。ケーファーは同社に2018年から在籍し、7年間に渡り音楽ライセンスやパートナーシップ戦略を統括。2023年にはオーディオブック事業の立ち上げを指揮した。同年12月以降は、音楽及びオーディオブック事業グローバル責任者に就任し、Spotifyの音楽事業の拡大と収益化戦略の推進に尽力してきた。ケーファーの後任には、チャーリー・ヘルマン (Charlie Hellman)が2026年1月から新たにグローバル音楽事業責任者に就任する。ヘルマンは2011年からSpotifyに在籍するベテランだ。彼は米国の製品開発チームを立ち上げ、「Spotify for Artists」の開発で知られる。その他にもファンエンゲージメント、プロモーション、収益化を含む機能の開発をリードしてきた。Spotify のダニエル・エクCEOが退任、2026年1月から会長に就任