
スーパーファンを作るプラットフォーム「Stationhead」は、過去数年間、新機能を次々と追加してきましたが、特に注力している領域は、アーティストのグッズ販売です。今年に入り、Shopifyと提携したEC機能「Stationhead Shop」を発表。アーティストはアプリ内でグッズ・ストアの開設が可能になりました。
Stationheadは、アーティストEC機能をさらに拡張するため、新たに「Collections」機能を追加しました。ユーザーからの要望を受けて開発された新機能では、Stationhead Shopを通じて購入したフィジカル・デジタル商品を、ファンが自身のプロフィール上で公開・保存出来るようになります。購入商品の「デジタルツイン」(仮想アイテム)が自動で発行され、アプリ内で他のユーザーにコレクションを示すことで、熱量の高いコア・ファンやファン・コミュニティのメンバーであることを示す「推し活」の新たな手段となります。
StationheadのCEOであるライアン・スター (Ryan Star)は、「私たちは、ファンが自然と行ってきた行動から着想を得ました。『この場に最初にいた自分』を証明するため、ファンは購入履歴やレシートをSNSに投稿していました。私たちは、アーティストへの忠誠心を称え、より楽しく、有意義で永続的なものにしたいと考えました」と新機能の着想について述べています。
Stationhead Shopは、BTSやニッキー・ミナージュ、ゼインなど、著名アーティストが既に活用を始めており、ファンから収益を生み出す展開に繋げています。加えて、スーパーファンやファンダムの収集欲は依然として強く、それはデジタルでもフィジカルでも同じで、Stationhead Shopでも出品された全アイテムが購入されることも見られるほど、高い需要があります。