TikTokは、同社が過去数年で強化してきた音楽機能の一つ「音楽アプリに追加」(Add to Music App)に、新たにYouTube Musicとの連携を発表しました

TikTokユーザーは、ショート動画で見つけた楽曲を、TikTokアプリ上からYouTube Musicの「TikTok Songs」プレイリストに直接保存できるようになります。これによって、UGCで人気の楽曲や、お気に入りの動画で知ったアーティストの楽曲をストリーミングサービスで再生する機会へ繋がります。

TikTokのグローバル音楽事業開発責任者であるトレイシー・ガードナー (Tracy Gardner)は次のようにコメントしています「『音楽アプリに追加』機能は音楽業界に確かな成果をもたらしています。何億回に及ぶ楽曲保存が行われ、音楽ストリーミングサービス上で何十億回もの再生に繋がってきました。新たなYouTube Musicとの連携により、この機能の影響力をさらにグローバル規模に拡大することで、アーティストが新たなオーディエンスにリーチする支援や、ファンがTikTokで見つけた音楽と継続的につながれる仕組みを提供していきます」

TikTokは「音楽アプリに追加」機能を2024年にグローバルローンチしました。現在まで、アプリ連携は、Spotify、Apple Music、Amazon Music、Deezer、SoundCloud、Anghamiなどに対応し、世界160カ国のTikTokユーザーに提供してきました。TikTokによれば、同機能は、音楽業界がTikTokに求めていたUGC視聴からの楽曲再生の連携をもたらし、数十億規模の楽曲再生をDSPで創出していることを強調しており、今回のYouTube Musicとの連携によって、この機能の成果はさらにグローバル規模で拡大していくことが見込まれます。