投稿公開日:2025-11-12 投稿カテゴリー:アジア 最近、TikTokの人気機能として存在感を高めているのが「TikTok Shop」だ。各種データもその勢いを裏付けており、先日、データ分析会社のEchoTik社が公表したレポートでは、TikTok Shopの流通取引総額 (GMV)が既にeBayに匹敵する規模へ到達したと指摘し、注目を呼んだ。EchoTikによれば、TikTok ShopのGMVは190億ドル、一方でeBayの売上規模は2025年第3四半期(2025年7月-9月)に201億ドルと、両社の差は急速に縮小している。表面上は、TikTok ShopはeBayとほぼ同規模と捉える事ができるが、注目すべき点は、TikTok Shopはサービス開始から短時間で業界大手に肉薄し、ソーシャルコマースの一大勢力へと台頭した成長速度だ。この傾向が続けば、近い将来にはeBayを抜く可能性もある。TikTok Shopの大きな成長源は、アジア市場での勢いにある。EchoTikが発表した2025年上半期レポートによれば、TikTok Shopの世界地域別の推測売上では、トップの米国が54.5億ドル、次いでタイが54.2億ドル、インドネシア (43.4億ドル)、ベトナム (27億ドル)、フィリピン (19.9億ドル)、マレーシア (19.1億ドル)と続く。この内訳から、世界のTikTokユーザーの中でもアジア諸国におけるTikTok Shop人気は明白で、世界規模の成長を牽引している。急成長する中、TikTok Shopは、音楽業界やアーティスト、音楽クリエイターにとっても、海外展開と収益化を両立させる、有力チャネルになる可能性がある。ショート動画単独の施策だけでなく、アーティストグッズや限定グッズの販売チャネル、CDなどのフィジカル商品中心のファンエンゲージメント施策の新たなチャネルとして注目すべき存在になりつつある。