TikTokが新たなマイルストーンに到達したと調査会社のSensorTowerが発表した。発表によると、TikTokは、アップルのApp StoreおよびAndroidのGoogle Playから、現在15億回以上ダウンロードされているという。ちなみに、2019年だけでダウンロード数は6億1,400万回とのこと。
「ゲーム以外のカテゴリで、今年ダウンロード数が多かったアプリ・ランキングで現在三位となっています」とSensorTowerは報告している。ランキング上位5位までに入っているアプリは、TikTokを除くと全てフェイスブック社傘下のサービスだという。
各国のTikTokダウンロード数についても推測が発表されている。インドが4億6,680万ダウンロード（全インストール数の約31%、2019年のインストール数の約45%）、続いて中国が1億7,320万ダウンロードとなっているとのこと。
これらの数値には、Google以外のAnndroid端末のアプリ・ストアからのダウンロード数は含まれていない。そのため、実際の合計数はこれらの数値よりもずっと高くなることが予測される。
SensorTowerはさらに、アップルとグーグルのアプリ・ストアのユーザーが、TikTok（バーチャル・コインなど）にこれまで費やした金額は1億7,500万ドル、2019年の消費金額は1億1,530万ドルであると推定している。
また、TechCrunchによると、TikTokは現在、「ソーシャル・コマース」として、プラットフォーム上のチャンネルが、バイオグラフィーにリンクを追加したり、オンライン・ショッピング・サイトに、動画へのリンクを追加したりすることを可能にする機能を試験運用しているとのこと。
さらにTikTokは現在、タイでチケット販売機能もテストしているとのこと。TikTokは、コンサート・プロモーターであり、レコード・レーベルを保有しており、映画やテレビ番組を制作するBEC Teroや、Neon Festivals、チケット企業のTicketmelon、シネマ・チェーンのMajor Cineplexなど、現地企業とも提携を組んでいる。
現状TikTokは、映画やコンサートなど、500公演のチケットを販売しており、ライブにはMumford & SonsやGreen Day、ダンス・フェスティバルのNeon Countdownなども含まれているとのこと。
今回のテストは、一時的なものであり、11月19日から12月31日までの実施となっている。「TikTokのチケット・プログラムで、エンタテインメント分野のパートナー企業は、クリエイティブな若年層間で好まれるプラットフォームとしてのTikTokの強みを、ブランドの露出を増やし、タイの何百万ものTikTokユーザーにリーチするために生かしています」とタイでTikTokの音楽部長を務めるスパワット・ベラナンダ氏はタイ王国の日刊紙文であるバンコック・ポストに述べている。