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ユニバーサル ミュージック グループ (UMG)は、グローバル戦略を加速させる一環として、中国市場の取り組みを強化する戦略を発表しました。UMGはクラシック音楽レーベルのドイツ・グラモフォン・チャイナ (DG China)と、ジャズ・レーベルのブルーノート・レコード・チャイナ (Blue Note Records China)の設立を発表し、中国におけるクラシック音楽市場およびジャズ音楽市場へ本格参入する新たな展開を開始しました。

両レーベルは、中国人アーティストの発掘、世界市場への進出を視野に入れた契約、育成を行う予定です。DG Chinaには、世界的なピアニストのラン・ラン (Lang Lang)とユジャ・ワン (Yuja Wang)、指揮者であり上海交響楽団音楽監督のロン・ユー(Long Yu)など、ドイツ・グラモフォンと契約し、世界で活動する音楽家がアドバイザーとして名を連ねています。

一方、ブルーノート・レコード・チャイナは、国内ジャズ・アーティストとの関係構築を構築し、中国独自のジャズを国際的な舞台へ発信する役目を担います。また、中国・上海の「JZ Music」と連携し、ツアーやフェスティバル、その他のライブイベントの企画、開催も計画しています。第一弾契約アーティストとして、ギタリストのシャオ・ジュン (Xiao Jun)とドラマーのアン・ユー (An Yu)によるジャズ・デュオ「INNOUT」と契約しました。