アーティストが急成長している東南アジアに向けて、メジャーレーベルの次なる一手が示された。ユニバーサル ミュージック グループ (UMG)は、タイの著名なインディーレーベル「What the Duck」(WTD)へ戦略的投資を行った。同レーベルは2014年に設立、インディーアーティストのThe TOYS、Bowkylion、Musketeers、Whal & Dolphや、新世代アーティストLandokmai、Purpeech、Mirrrなどを育成し、タイ国内で有数のクリエイティブ集団へ急速に成長を遂げたと評価されている。
https://www.whattheduckmusic.com/
今回の取引後もWTDは独立した運営を維持するが、共同創設者のモイ・サムクワン・トンソンポン (Moy Samkwan Tonsompong)は、UMGタイのマネージングディレクターに就任すると同時にWTDの運営にも引き続き関与していく。共同設立者のチチャヤ・カルナスータ(Chichaya Karnasuta)とトーポン・チャンタブファ(Torpong Chantabubpha)は、引き続きWTD運営に携わる。
トンソンポンは今回の取引について次のように述べた 「今回の提携は、国内外においてタイ音楽の機会をさらに創出し、同時に私たちがアーティストに提供できる価値を強化することにつながると確信しています」
UMGは近年、タイ市場を狙い、積極的な企業提携と投資を続けてきた。これは同国の潜在的な成長率を意識しただけでなく、タイ出身アーティストのグローバルマーケティングと育成の支援、タイ音楽のカタログ活性化と世界展開など、グローバル戦略を意識したアプローチに繋げている。
UMGのタイでの主な提携先は以下の通り
2022年:タイの新鋭レコードレーベル・マネジメント会社「Hype Train」と戦略的提携
2023年:タイ大手エンタテインメント・メディア企業「RS Group」のカタログ楽曲 (原盤権)70%を約4,500万ドル(約67億円)で買収
2024年:RS Groupからカタログ権利30%を買収 (獲得金額総6,500万〜7,000万ドル(約97億〜105億円))
