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ワーナーミュージックのディストリビューション及びレーベルサービス部門のADAは、東南アジアでのサービス拡大を強化しています。先日、ADAは、タイ最大の音楽企業のGMM Musicと戦略的契約を発表しました。この契約によって、ADAは、GMM Musicが保有するタイ音楽カタログ楽曲や、タイ出身アーティストの作品を、国内DSPだけでなく、グローバルDSPへ配信し、タイの音楽ジャンルの世界展開を支援します。GMM Musicは、タイ最大のエンタテインメント・メディア企業のGMM Grammyの傘下のインディペンデント・レーベルです。

またADAは、インドネシア最大の音楽企業の一つであるDPMとの契約を更新しました。DPMは、28のインディペンデントレーベルを傘下に抱えるレーベルグループ企業です。2020年に合意した契約を更新することにより、ADAは、DPMと契約するVMC、Le Moesiek Revole、Sani Sentosa Abadi、Graha Prima Swara、Pelangi Recordsなど、インドネシアを代表するレーベルのカタログ楽曲や、Armada、Marcell、Ada Band、Dewa、Andra & The Backboneといった著名なインドネシアのアーティストの海外展開を強化します。

また、ADAは、インドネシアのメタルバンドのVoice of Baceprotとの独占契約で合意しました。Voice of Baceprotは、インドネシア出身アーティストとして初めてイギリスのグラストンベリー・フェスティバルで演奏する快挙を達成しました。この契約では、ADAとバンドは、インドネシア国内に加えて、海外での活動の強化を目指します。

ワーナーミュージックは、2020年にADA Asiaをシンガポールに設立して以降、日本でのサービス開始や、ラテン音楽専門のADA Latinを立ち上げるなど、拠点やチームを拡大させ、海外進出を強化しています。