YouTube は、アーティストやクリエイターにとって実用的な新機能を多数投入した。その一つは「音声付きコメント返信」(voice replies)だ。YouTubeクリエイターや配信者は動画に付いたコメントに対して、音声クリップで返信できる機能だ。新機能は、全クリエイターがYouTubeアプリとモバイル版YouTube Studioから利用可能になる。ファンへの感謝や、コメントへの反応を、テキスト投稿よりもよりパーソナルな形で返せるため、アーティストがファンとの距離を縮める方法として活用できる。

2つ目は、YouTubeショート向けのリミックス編集機能だ。「Add object」はAIを活用した動画編集機能で、元の動画の上に新しいエフェクトや要素を追加できる、カスタム編集が可能になる。また、自分または他のクリエイターの動画の1フレームを起点にプロンプト入力で全く新しい動画に変換できる「Reimagine」ツールも利用できる。これらのリミックス編集機能は、一部のクリエイターを対象にテスト版が始まっている。

音声コメント返信とリミックスの利用が本格的に始まれば、アーティストやチームはプロモーションを考える際、ファンエンゲージメントを高める施策や、コアファンが継続的にコンテンツやチャンネルに戻ってくる施策を作ることも可能になる。

声とリミックスを活かすプロモーション施策のヒント

・音声返信を感謝や告知に留めない
・新曲やアルバムの予告のヒント、次の展開を匂わせるティザーとして活用
・「イースターエッグ」、隠しメッセージ、サプライズ要素、ユーモア・コンテンツとして活用
・遊び心あるコミュニケーション、ファンとの双方向のコミュニケーションを作る

・「リミックス」でUGCを動かす「参加型」施策を作る
・ファンに対して「この動画を使って、あなたの解釈で別世界に変えてみて」とUGC投稿を呼びかける
・ユーザーがUGCを作りやすい環境を提供できる
・ファンの創作力の可視化に繋がりやすく、コンテンツ施策のヒントや、ファンコミュニティの把握に繋げやすい