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音楽ディストリビューターのCD Babyは、サービスを利用するアーティストへの収益分配が総額10億ドル(約1136億円)を超えたことを発表しました。

CD Babyは、100万組以上のインディペンデントアーティストやDIYアーティストの楽曲配信やCD制作で活用され、1998年のサービス開始以来、配信する楽曲数は1000万曲以上に増えています。同社は2018年に、アーティストへの分配総額が6億ドル(約682億円)に達しましたが、わずか4年で新たに4億ドルを支払うほど、急速に利用が広がっています。

CD Babyは近年、音楽ディストリビューター界隈で、世界的に成長が続いていた企業で、2019年には独立系音楽出版の大手、Downtown Musicによって買収されています(CD Babyの親会社AVLをDowntowが買収)。

CD Babyの社長、ジョエル・アンドリューは「私たちにとって、トップアーティストの収益確保が重要なのではなく、クリエイティブなビジョンと成功の将来像を持ちながらCD Babyと一緒に活動する全てのユニークなアーティストに対して重要です。私たちのミッションは、自分たち中心で好きな音楽活動を続けるアーティストのために一生懸命に尽くすことです。私たちの成功は、アーティストの成功に連鎖しています」と答えています。

レーベルとレコード契約を結ばない、DIYアーティストの市場規模はコロナ禍で急成長しています。Midia Researchのレポートによれば、CD BabyやTuneCore、DistroKid、Amuse、UnitedMastersなどディストリビューターを使って配信するDIY市場の売上高は、2020年には推定12億円以上(約1368億円)規模と報告されるほど、伸びてきました。

こうしたDIYアーティスト向けのディストリビューターは今、高い将来性が期待され始め、企業価値が高まっています。

メジャーレーベルと契約せずに音楽活動を持続させたいアーティストが世界中で増え続ける中、CD BabyやTuneCore、DistroKidでは、ストリーミングやTikTokで成功するアーティストやヒット曲の数が増えています。こうしたサービスでは、世界各地でアーティストの獲得が進んでいるため、2022年もさらにDIY向けディストリビューターの利用は増えると見込まれます。