ユニバーサルミュージックグループは、中国での展開を強化する目的で、フロントライン・レーベルのキャピトル・レコード・チャイナを中国で立ち上げ、中国事業を拡大することを発表しました。
キャピトル・レコード・チャイナは中国人アーティストとの契約を予定しており、中国から世界的にブレイクするアーティストを発掘し育成するためのA&Rに注力していきます。キャピトル・レコードの80年以上の歴史において、中国進出は同レーベル初の試みとなります。
キャピトル・レコード・チャイナのゼネラルマネージャーにはTom Tang、マーケティング担当上級副社長にはYvonne Yuenが就任する組織変更も発表されました。
中国にはすでにユニバーサルミュージック・チャイナがありますが、2021年8月にはリパブリック・レコード・チャイナが中国で始まり、またポリグラムレコードとEMIも中国で再始動しました。
各レーベルは独立した体制で運営され、A&Rやマーケティングの専門チームを持ち、契約や育成を進めます。成長が期待される中国において、自社グループ内で内部競争させて、中国から世界的なヒットとアーティストを作っていこうとする戦略と予想されます。