投稿公開日:2025-11-04 投稿カテゴリー:音楽業界 / AI 日本企業もクライアントに持つB2B向け音楽ストリーミング向けソリューションを提供するオーストラリアのTuned Globalは、ロンドンのAI音楽スタートアップ「Figaro.ai」を買収したと発表した。Figaroは音楽企業の社内に蓄積する音楽カタログ楽曲に関するメタデータをAIで自動タグ付けし、社内で効率的な検索・管理を実現させ、TV・DSP・ブランドと共有するプレイリストを生成できるB2B向けソリューションを開発してきた。https://www.figaro.ai/同社はまた、楽曲内のボーカルをAIが識別する技術も開発してきた。これにより、ディープフェイク音声や、本物のアーティストの模倣音源を検出することも可能となる。今後、Tuned Globalはクライアント向けプラットフォームにFigaroの技術を統合する予定だ。Figaroのツールは、DSPやUGC生成、ディストリビューション、シンクロ・ライセンスなど、幅広い領域で活用されている。今回の買収はTuned GlobalにとってさらなるAI音楽企業の戦略的買収となる。同社は2023年に、AI型DJアプリを開発するスウェーデンの音楽スタートアップ「Pacemaker」を買収。今回はそれに続く動きとなった。Pacemakerの技術は、Tuned Globalが2024年11月にローンチした「Social Radio」機能の基盤として採用された。また、Tuned Globalでは、音楽AI企業のZetaris、AudioShake、Beatdappとも提携を結んでいる。