アマゾンはAlexa+アシスタントを活用して、完全にAIによって制作されたポッドキャスト番組の配信を始める。この新機能「Alexa Podcasts」は、知りたいトピックを伝えるだけで、Alexa+が聴けるAI生成のトーク番組を数分で生成する。番組生成には、テキストの投稿や事前準備も不要。ユーザーは会話をしながら、番組の長さや方向性を調整できる。生成された番組は、Echo ShowとAlexaアプリ、「Music and More」セクションからも再生できる。

番組の情報源は、アマゾンが提携するAP通信、ロイター、ワシントン・ポスト、タイム、フォーブス、ビジネス・インサイダー、コンデナスト、ハースト、Vox関連の様々な主要メディアや、全米200以上の地方紙を引用する。

アマゾンは、まずこのAlexa Podcastsを米国のAlexa+ユーザーに提供を始める。Alexa+はPrime会員には無料で提供される特典の一つとなっている。今後は、パーソナライズされたニュース速報や、ユーザーが共有したいコンテンツや文書など、様々な種類の音声コンテンツを生成できる機能も検討している。

ここでは、音楽業界と似た音声コンテンツ市場のトレンドの一つが見える。Amazonでポッドキャストを配信するコンテンツクリエイターやラジオ番組は、生成AIコンテンツとの競争に直面しつつある。またAlexa Podcastsは、個人にパーソナライズされた番組を作ることも、新しいトレンドを示唆している。今までように多くの人が聴く人気番組や、話題性の高いクリエイターに再生が集まる消費の方法から、ユーザー個人が自分のために番組を自ら生成する、コンテンツの個人化が進む可能性がある。

Alexa Podcastsの実例はこちらで再生できる