歌詞サイト「Genius」(ジーニアス)は、かつては「ラップ・ジーニアス」の名称で知られていた時代からさらに進化を続け、現在は月間訪問者数1億人以上、解釈や注釈が追記された歌詞数は2,500万件以上を誇る巨大なプラットフォームへと成長した。そんな彼らは、音楽ファン向けのサービス運営と並行して、B2B事業の強化を進めてきた。その一環で、同社は企業向けの音楽データのライセンスビジネスと消費者向け製品開発という新たな事業領域への参入を表明した。同時に既存の営業とブランドパートナーシップもさらに注力を続ける。

同社は、新事業の推進に向けて、新たに最高収益責任者 (Chief Revenue Officer)にジャッキー・ヴィニョーネ (Jackie Vignone)を昇格させた。新たな役職でヴィニョーネはGeniusのオーディエンスリーチ、文化的影響力、独自の音楽データを収益機会に転換する成長戦略を統括する。また、メディア企業大手のパラマウントで動画サブスクリプションサービス「Paramount+」立ち上げを主導した経歴を持つサラ・カーン (Sara Kern)、Amazon MusicやMetaでライセンシングやコンテンツ獲得に携わってきたガブリエル・シルバーマン (Gabriel Silverman)の二人が新たにGeniusに加わった。

ヴィニョーネは新役職の就任の際に「Geniusは、音楽分野において最もエンゲージメントの高いオーディエンスと、業界随一の豊かな歌詞、カルチャーインサイト、音楽インテリジェンスのエコシステムを構築してきました。その強固な基盤を基に、ライセンシング、データ、パートナーシップの新たな機会を開拓しながら、アーティスト、ブランド、音楽企業が最も価値の高いオーディエンスをより深く理解し、つながりを築くための製品開発を推進していきます」と述べた。