Spotifyは日本を含む世界180以上の市場へオーディオブックの提供を拡大する。
2026年末までに現在サービス提供する22市場から、アジア、アフリカ、中東、欧州、南北アメリカ、中南米などへグローバル展開する。
これにより世界中で7億5000万人以上のSpotifyユーザーが、オーディオブックを視聴できるようになり、Audibleなどの他社サービスや、他の音楽ストリーミングサービスとの競争力をより一層強めることとなる。日本での料金や開始時期は未定。
今回の拡大では、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、ポーランド語などの新たなカタログも加わり、対応言語は120を超える。アクセス可能な書籍は35万タイトルに上る。
Spotifyは世界300以上の出版社と連携し、各市場で利用可能なタイトル数の拡充を進めていく。
アジアやアフリカ、アルゼンチンでは、「Audiobooks+」プランが主な利用手段として提供開始される。Audiobooks+プランは、毎月の視聴時間を追加購入できるオプション。Spotifyによれば、同プランは開始1年で利用者が100万人を突破し、年間収益(ARR)は1億ドル (約158億円)を突破した。同社は、欧州一部の学生プラン向けに「Audiobooks+」アドオンも提供開始する。
一方、イタリア、スペイン、ポルトガル、ブラジル、メキシコなど一部市場では、プレミアム会員のプラン内で、毎月12時間分のオーディオブック視聴時間が付与される。
Spotifyでは過去1年でオーディオブックの月間リスナー数は約40%増加し、視聴時間は30%以上伸びた。
競合する世界最大規模のAudibleは10月13日、オーディオブックの利用実態に関するグローバル調査の結果を発表した。
同調査によれば、日本のオーディオブックリスナーは、68%が紙または電子書籍で既に呼んだ作品をオーディオブックでも再生しており、62%はその逆の再生で楽しむなど、紙と電子書籍、オーディオブックを行き来する視聴行動が目立った。
また、AIナレーションによるコンテンツ読み上げに66%が前向きと答えた。利用者の視聴行動に応じた各社サービスの特徴が差別化に繋がる中、Spotifyがどのように日本の利用者を拡大していくか、注目が集まる。
